FP税理士の見分け方#4Photo:PIXTA

士業の中でも突出して数が多いといわれる税理士。特に個人事務所の税理士は見極めが難しい。個人事務所の税理士はタイプによって得意分野や顧客への応対がまるで異なり、知らずに依頼すればミスマッチが起こる。特集『悪質?使えない?FP&税理士の見分け方!』(全10回)の#4では、『会社を救うプロ士業 会社を潰すダメ士業』などの著書があり、税理士にも詳しい士業コンサルタントの横須賀輝尚氏に、個人事務所の税理士の代表的な経歴や専門分野からタイプを分類、それぞれの特徴や強みを解説してもらった。

個人事務所の税理士選びは
経歴や得意分野がヒントになる

 現在、税理士は約8万人(2021年8月末時点)、士業の中でも突出して多い。しかし、数は多くとも、個人事務所の税理士は、経歴により得意分野がまるで異なる。さらには、顧客への応対の仕方すら違う。それを知らずに依頼すると、ミスマッチが起こり得るのだ。

 おそらく「日本で最も士業に会ったコンサルタント」である筆者が、経歴や得意分野により税理士のタイプを六つに分類してみた。自分に合った税理士探しの参考に、ぜひ役立ててほしい。なお、税理士にとっても、ここで紹介するタイプ別の税理士の長所・短所を知っておけば、自分を客観視することにつながり顧客獲得と生き残りの武器になるだろう。