シリーズ18万部突破の最新刊『精神科医Tomyが教える 1秒で元気が湧き出る言葉』の著者・精神科医Tomy先生が、voicy「精神科医Tomy きょうのひとこと」で元気が湧き出る言葉を音声配信。終わりの見えないコロナ禍で不安が広がるいま、心のなかに小さな希望を増やす方法を教えてくれる。きょうのひとことは、これ!
「眠る1時間前は何もしないの」

睡眠の質を高めるたった1つの方法Photo:Adobe Stock

ゴロゴロするクセをつけよう

きょうのひとことは、
「眠る1時間前は何もしないの」

このことばは、アテクシがよく診察でも使っていることばです。

どうしても、やることが多くて、眠る間際まで家事をしたり仕事をしたりして、いろいろとバタバタバタバタしてしまう。

中には激しい運動をしてしまう人なんかもいます。

その直後に眠ろうとしても、やっぱり眠れないんですよね。

脳や体が活発に動かした状態から、すぐに眠ろうとするのはなかなか難しいことなんです。

おすすめとしては、眠る1時間前から何もしないこと。

そうはいっても、眠る1時間前から何もしないなんて無理という人もいるでしょう。

そういう人も、せめて眠る30分前から何もしない時間をつくってあげましょう。

明るさを調節できる「調光ライト」というのもありますが、眠る30分~1時間前には、部屋の明かりを落として、薄暗くできればよりよいです。

明かりの色も、「昼白色」「昼光色」といった寒色系より、暖色系の「電球色」のほうがよいでしょう。

そんな環境をつくってあげて、眠る30分~1時間前には何もせず、ゴロゴロする時間を自分につくってあげるんです。

音楽を聞くとか、あまり頭を使わないような読書する程度なら、やっても構わない範囲です。

とりあえずは、何にもせずにゴロゴロするという習慣をつけることが大切です。

なかなか難しいとは思いますが、眠る30分~1時間前には、できればスマホやパソコンを見ない、使わない。

そうすると、より効果的になります。

なかなか寝つけないという患者さんも多いですが、お話しを聞いてみると、眠る前にスマホをいじっている人が多いんです。

情報を検索して、頭にインプットしたりして、眠る直前まで目と脳を駆使しています。

そんな状態から、いざ眠ろうとしても、人体の仕組みとしてなかなか難しいんです。

だから眠る30分~1時間前は、何もせずにゴロゴロすることを心がけてください。

それだけで睡眠が改善されることがよくありますからね。

きょうのひとことは、
「眠る1時間前は何もしないの」
でした。

参考になったかしら?