シリーズ18万部突破の最新刊『精神科医Tomyが教える 1秒で元気が湧き出る言葉』の著者・精神科医Tomy先生が、voicy「精神科医Tomy きょうのひとこと」で元気が湧き出る言葉を音声配信。終わりの見えないコロナ禍で、不安やストレスを抱えがちないま、言葉のパワーで心のなかに小さな希望を増やしてくれる。きょうのひとことは、これ!
「人生というゲームの本当の目標は?」

人生というゲームの<br />たった1つの目標Photo: Adobe Stock

人生の、いい目標、悪い目標

きょうのひとことは、
「人生というゲームの本当の目標は?」

人生は、よくゲームにたとえられます。
その考え方は、別に間違ってはいないと思います。

ただし、ゲームといっても、いろんなゲームがあります。
「人生はゲーム」と考えたとき、それがどういうゲームかによって、意味合いが大きく違ってくるのです。

人生というゲームの「目標」を間違ってしまうと、自分を無意味に追い詰める結果になりかねません。
あまりよくないゲームの目標は「成功すること」。

たとえば、他人と比べて成功してるように見えるというニュアンスを含む場合。
誰が見ても成功している状態になることをゲームの目標だと思ってしまうと、人の性格によっては、自分はそこまでになれないと思って、自分を追い詰めてしまいます。

世の中、上には上がいますから、どこまでいっても悔しい、辛いという思いばかりが心の内を占めるという結果になりかねません。

では、なにがゲームの目標なのかといえば、それはとても簡単なこと。
「自分が幸せになる」というのが、ゲームの目標なんですね。

成功ばかり追い求めて、もっと上、もっと上、というふうな気持ちでいる限りは、決して幸せにはなれないわけです。

もっと噛み砕いていうと、「自分らしくある」ことが大事なんです。
仕事でもプライベートでも、他者の視点がいろいろ入ってきます。
それをすべて受け入れてしまうと、なにがなんだかわからなくなって、とても苦しく、辛くなってしまいます

そういうものを無視するというわけではないのですが、自分のなかの価値観、自分はどうありたいかということを純粋に考えて大事にすることです。

自分のなかで、自分が自分らしくあることを大事にすることが、幸せにつながるということです。

成功することがゲームの目標ではなく、自分が自分らしくあること。
そして、自分が幸せな感覚をつかむ。
自分らしくあるということを上手に見つけていく。
それが目標なんです。

きょうのひとことは、
「人生というゲームの本当の目標は?」
でした。

参考になったかしら?