「どんな人でも運がよくなれる」、それが風水の持つ力です。
そういうと、まるで魔法のようだと思われるかもしれませんが、風水とは、自分の力で運気を引き寄せるための法則を解き明かした学問であり、その法則をしっかりと守れば、どんな人にも自分の思い描く幸せが訪れるものです。
この連載では、風水とは何かを解き明かし、日常生活での「衣」「食」「住」「動」すべてを使って運を上げる方法を紹介しています。風水を知り、実践して、これまであきらめていた夢や目標を実現してみませんか?

運がいい 子どもPhoto: Adobe Stock

運は自分の力で
変えることができます

運というものは生まれつき決まっていて、あとから変えることはできないと考える人も多いようですが、それは違います。

もちろん、生まれつきの運というものがないわけではありません。

運には天運と地運の2種類があり、天運は生まれた時や場所など、天に属する運。これは人の力で変えることはできません。一方、地運は生まれてから死ぬまでの間に、人が自分の力で積み上げていくもの。人の運は、この天運と地運のトータルで決まります。

なかには、もって生まれた天運だけで、何も努力しなくても運のよさを保っていられる人もいますが、それはごくまれなケース。通常は天運だけでは運が稼働しないため、ほとんどの人は天運に加えて地運を積み上げることで運を保っているのです。

天運は生まれつきの運なので、そこから増やすことはできません。でも、地運はいくらでも増やせます。たとえ天運に恵まれていなくても、風水を実践して地運を積み上げていけば、さほど努力をせずに過ごしている人より運のよさで勝ることは十分可能。つまり、「運は自分の力で変えられる」ものなのです。

自分の運の悪さは親や育った環境のせいだという人がいますが、これも間違いです。そもそも、子どもの運と大人になってからの運は別のもの。12~13歳くらいまでの子どもは、親の庇護のもとにあるため、親の運を受けた状態で育ちます。そのため、親の運が悪いと子どももその影響を受けてしまいます。

でも、13歳を過ぎ、精神的にひとり立ちしたあとの運は、その人自身のもの。親のせいにすることはもうできません。もし自分の運が悪いと思うなら、親や育った環境のせいにしてあきらめるのではなく、今から自分自身の力で運を変えていきましょう

本原稿は、李家幽竹著『どんな運も、思いのまま! 李家幽竹の風水大全』からの抜粋です。この本では、風水とは何かを解き明かし、日常生活での「衣」「食」「住」「動」すべてを使って運を上げる方法を紹介しています。風水を知り、実践して、これまであきらめていた夢や目標を実現してみませんか?(次回へ続く)

生まれつき運がいい人、悪い人。<br />最後に笑うのは?

李家幽竹(りのいえ・ゆうちく)
韓国・李朝の流れをくむ、ただ一人の風水師。「風水とは、環境を整えて運を呼ぶ環境学」という考え方のもと、衣・食・住、行動全般にわたるさまざまな分野でアドバイスを行っている。女性らしい独自のセンスで展開する風水論は幅広い層に支持されている。現在、テレビ・ラジオ・雑誌・セミナーなどで幅広く活躍。風水を仕事にする人材を育成するため、「一般社団法人 李家幽竹空間風水学会」を設立し、理事長をつとめる。
主な著書に、『ナンバー1風水師が教える運のいい人の仕事の習慣』『改訂新版 絶対、運が良くなる旅行風水』『絶対、運が良くなるパワースポット』『絶対、お金に好かれる! 金運風水』(以上、ダイヤモンド社)、『おそうじ風水』『運がよくなる 風水収納&整理術』(以上、PHP文庫)、『最強 パワーストーン風水』(秀和システム)、『李家幽竹の開運風水』『九星別365日の幸せ風水』シリーズ(以上、世界文化社)など多数。
オフィシャルウェブサイトでは会員限定の風水コンテンツを配信中。