少額短期保険 111社の大乱戦#10Photo by Yoshihisa Wada

保険王者の日本生命保険がついに少額短期保険業界に参入する。果たしてどの分野で、どのような方法で市場を攻略しようとしているのか。特集『少額短期保険 111社の大乱戦』(全10回)の最終回では、ニッセイ少額短期設立準備の新芝修徳社長を直撃した。(聞き手/ダイヤモンド編集部 片田江康男)

少短市場は有望な市場
企業と組んで商品開発する

――少額短期保険市場に参入することについて、他の少短業者からの注目が集まっていますね。各社、日本生命保険がどう出てくるか、気にしています。

 少短市場は保険料ベースで10%、件数で8%の伸びを示しています。顧客ニーズの多様化に対応して、非常に伸びている有望市場だとみています。

――どの分野で攻めるのでしょうか。新規参入業者の共通認識だと思いますが、この市場で成功するには商品力があるだけでは駄目で、有望な販売チャネルの確保が最大のポイントだといわれています。