小さな会社が今すぐ売上をあげようと思った時、どの販促ツールから作ればいいのか?「A4」1枚チラシで今すぐ売上をあげるすごい方法 「マンダラ広告作成法」で売れるコピー・広告が1時間でつくれる!』(ダイヤモンド社刊)では、『アマゾン上陸15年「売れたビジネス書」50冊』にランクインした販促書籍のベストセラー『「A4」1枚アンケートで利益を5倍にする方法』の著者で、販促コンサルタントの岡本達彦氏が、今すぐ売上をあげるために必要な「A4」1枚チラシを誰でもつくれる「マンダラ広告作成法」という新しい販促手法を公開しています。小さな会社が、今すぐ売上をあげられるすごい方法がわかる1冊! 本連載では、同書より一部抜粋して特別に公開します。好評のバックナンバーこちらからどうぞ。

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「マンダラ広告作成法」で手書きを推奨する理由

 今回は、科学的な面から「マンダラ広告作成法」の効果について説明します。

 マンダラ広告作成法は、パソコンを使ってパワーポイントなどのフォーマットに打ち込んでいただくのではなく、マンダラ広告作成法シートをコピーし、鉛筆やボールペンで手書きで文字を記入していただくことを推奨しています。

 理由は「手を動かして文字を記入していったほうが、脳の機能が活性化する」というデータがあるからです。

 このことについてはいくつか検証結果がありますが、最近のものでは2014年に、プリンストン大学のパム・A・ミューラーと、UCLAのダニエル・M・オッペンハイマーによって行なわれた研究が知られています。

 2人が検証したのは、講義のメモを手書きで取る学生とパソコンで取る学生、どちらが高い学習成果を出すかというもの。結論をいえば、「手書きでノート取る学生」のほうが、「パソコンでノートを取る学生」よりよい成績を上げ、記憶が長時間もつだけでなく、新しいアイデアを出すことでも好成績を上げたとのことです。パソコンを使うと何も考えず機械的にメモを取る傾向が出て、知識の吸収も妨げられるとのことでした。

 手書きで文字を書くときの脳の活動を電気的に調べると、やはりパソコンを操作するときよりも、脳の前頭前野が活発に働いていることが知られています。