今仕込みたい「強い株」#10Photo:VectorMine/gettyimages

次世代のスター株の発掘は個人投資家の醍醐味である。成長力のある企業に早い段階で投資できれば、テンバガー(10倍株)も夢ではない。特集『今仕込みたい「強い株」』(全15回)の#10では、足元の売上高伸び率や粗利率など、成長力を重視して、情報・通信セクターを中心に有力候補をセレクトした。(ダイヤモンド編集部 篭島裕亮)

小型成長株への投資は個人投資家の特権
直近10年で株価10倍は70銘柄以上も

 将来のスター株を探せ――。

 日本を代表する優良企業に投資するのもいいが、次世代のスター株を発掘するのは投資の醍醐味だろう。投資資金が大きい機関投資家は小型成長株への投資が難しい。小型成長株の発掘は個人投資家の特権なのだ。

 小型株の最大の魅力は成長余地である。今からトヨタ自動車の業績や株価が10倍になるのは難しいが、業績が右肩上がりの小型株を長期保有すれば、テンバガー(Ten Bagger=10倍株)も不可能ではない。

 実際、この10年間で株価が10倍以上になった企業は70銘柄以上も存在する。有名企業に限定しても、サイバーエージェントは10倍超、エムスリーは20倍超になっている。

 では、テンバガー候補生はどうやって探せばいいのか。10倍株を狙う場合、足元の利益成長に注目しがちだが、大事なのはそれだけではない。次ページで超成長期待の60銘柄を発表すると同時に、10倍株の発掘のポイントを説明していこう。