ひろゆきが呆れる「完璧主義な人のダメすぎる仕事の中身」ワースト1ひろゆき氏(撮影:榊智朗)

現在、日本中で大ブレイク中のひろゆき氏。
彼の「考え方の根っこ」を深く掘り下げ、思考の原点をマジメに語った『1%の努力』は、34万部を超えるベストセラーになっている。
この記事では、ひろゆき氏にさらに気になる質問をぶつけてみた。(構成:種岡 健)

完璧主義は「無能」?

 あなたは「完璧主義」でしょうか。それとも、わりとゆるくても平気な人でしょうか。

 優秀な人ほど、完璧主義は加速する傾向にあります。そして、ちょっとしたことが気になって、他人の重箱の隅をつつくようになります。

 若いときは優秀だったのに、年をとるにつれて無能になっていってしまうんですよね。

 今回は、そうならないための考え方を、完璧主義のデメリットを絡めて紹介したいと思います。

「途中」が気になる?

 結果だけを出す人は、途中の工程があまり気になりません。

 僕はよく「漢字の書き順」を槍玉にあげるのですが、漢字なんてちゃんと書けて相手が読めればOKじゃないですか。

 プログラマでも、「最終的にプログラムが動けば、どんなコードを書いてもOK」という人ほど、仕事ができます。

 ただ、ダメな完璧主義者は、「書き順が間違っているから間違いだ」「コードが美しくないからよくない」ということを言い出します。

 それって、本末転倒になってしまっていると思うのです。ちなみに、公務員とか会社員のほうが完璧主義になりやすく、フリーランスや起業家のほうが結果ファーストになる傾向にあります。

 保守的な職業の人ほど、「減点方式でモノを見るクセ」がつきやすく、成果が給料に反映されるわけではないからでしょう。

「他人のやり方」に口出ししてない?

 完璧主義の人に多いのは、「過程(プロセス)」への口出しが多すぎることです。

 たとえば、誰かにお使いに行ってもらうとしましょう。そのとき、上手に仕事を任せられる人は、「目的地は○○で、××を買ってきてね」と、目的だけを伝えます。

 しかし、完璧主義の人は違います。「この道でこの手段を使って行ってきてね」と、行き先までの道順や交通手段にまで口出しをします。もしくは、行ってきた人に対して、「ちょっと思ったより遅かったけど、どんな方法で行ったの?」と問い詰めたりします。

 こういう仕事の仕方をする人は、本当に無能なのだ感じます。

 結果さえ出せば、どんな方法を使ってもいいはずです。その人が疲れていて楽をしたかったのであれば、別にタクシーを使ってもいいですし、時間に余裕があるならバスを使うところを歩いてもいい。

 そういう自由な権限を許せないのが、完璧主義者のダメな仕事の仕方なのです。

完璧主義から「意識的」に逃れよう

 どんな人でも、1つの仕事をこなしていくうちに、自分なりのやり方を取得していきます。

 そして、他人を見ていると、どうしても「何かひと言」を言いたくなるものです。

 しかし、それは意識してでも我慢すべきだと思います。だって、もしかすると自分が思いもよらなかった効率的な方法を見つけてくれるかもしれないからです。

 物事を極めていき、知識が増えていくと、こなれていきますが、逆に、思い切った発想を持てなかったり、常識に縛られてしまいます。

 そうならないためには、「それもアリかもね」ということを口グセにするとよいと思います。

 他人のやり方を見て何か言いたくなっても、グッとこらえて、肯定でも否定でもない「それもアリかもね」という言葉を言っておくと、わりと寛容的な気持ちになれます。

 そうやって複数の意見を認めたり、多様性を受け入れるようにしていくと、完璧主義な考え方からスルッと抜け出せると思います。近くのある人は、ぜひ取り入れるようにしましょう。

ひろゆき
本名:西村博之
1976年、神奈川県生まれ。東京都に移り、中央大学へと進学。在学中に、アメリカ・アーカンソー州に留学。1999年、インターネットの匿名掲示板「2ちゃんねる」を開設し、管理人になる。2005年、株式会社ニワンゴの取締役管理人に就任し、「ニコニコ動画」を開始。2009年に「2ちゃんねる」の譲渡を発表。2015年、英語圏最大の匿名掲示板「4chan」の管理人に。2019年、「ペンギン村」をリリース。主な著書に、34万部を突破した『1%の努力』(ダイヤモンド社)がある。