総予測2022#ビールPhoto by Koyo Yamamoto, Masato Kato

 「いつ交代しても違和感はない」――。ビール業界関係者の間で話題になる二つのトップ人事がある。長期政権となっているキリンホールディングス・磯崎功典社長とサントリーホールディングス・新浪剛史社長だ。2022年、彼らは続投するのか、それとも退任するのか。特集『総予測2022』の本稿では、ビール業界注目のトップ人事の行方を追った。(ダイヤモンド編集部 山本興陽)

「週刊ダイヤモンド」2021年12月25日・2022年1月1日合併号の第1特集を基に再編集。肩書や数値など情報は原則、雑誌掲載時のもの。

キリン磯崎、サントリー新浪…
ビール業界注目の「2つのトップ人事」

「いつ交代しても違和感はない」――。ビール業界関係者の間で話題になる二つのトップ人事がある。キリンホールディングス(HD)とサントリーHDの2社だ。

 2015年3月にキリンHDの社長に就いた磯崎功典氏の在任期間は間もなく7年。2000年以降、7年を超えたトップはいないことからも、交代は時間の問題だ。

 22年、磯崎氏は退任するのか。それとも続投し、異例の“超長期政権”となるのか。トップ人事の行方はいかに――。