2022年こそ「いい年」になるか?前向きさが見え始めた世の中の行方を占う写真はイメージです Photo:PIXTA

年明けはなんといっても心が改まるものである。新年を明るい気持ちで迎えるためにも、2021年の振り返りをして、今年を占いたい。(フリーライター 武藤弘樹)

新年に昨年を振り返ることの意味
2022年はどうなるか

 年が明けて2022年に突入した。数字の2がたくさん並ぶ少しお得な気がする西暦であり、しかし完全なゾロ目になり得ていない点が、心なしか惜しく感じられるような年でもある。

 令和は4年に突入し、だんだんと「令和」の雰囲気や方向性も定まってきたように感じられる。令和元年、令和2年などはとりあえず「令和の○○」などと“令和”をつけておけばなんでもそれっぽくなっていて、筆者も原稿を書く際に多用していた。しかし、もう4年ともなれば適当な“令和使い”は徐々に許されなくなってくるであろう。今後、原稿執筆の際は注意深くいきたいところである。

 本稿は、2021年を振り返る趣旨である。新年一発目の記事でさっそく振り返るとはいかにも後ろ向きであるが、内容自体はおそらく前向きなものとなるはずなので、ご安心いただきたい。正月松の内くらいまで日本を覆う新年のおめでたいムードに、水を差そうとするほど筆者も、やぼ天ではないつもりである。