人気シリーズ『精神科医Tomyが教える 1秒で悩みが吹き飛ぶ言葉』の著者が、voicy「精神科医Tomy きょうのひとこと」から、とっておきのアドバイス。心がスッと軽くなる“言葉の精神安定剤”で気分はスッキリ、今日がラクになる!

精神科医が教える<br />「誤解する人」の扱い方イラスト:カツヤマケイコ

誤解する人は、何度も誤解する

きょうのひとことは、
「誤解は無理に解かなくていい」

人はいろいろと誤解するものであり、誤解されるものです。

そして、自分が誤解されると、本能的に「それは違う!」と誤解を解きたくなります。

近ごろはSNSやブログの投稿でも、誤解も混じって”炎上騒ぎ”になるケースも増えています。

しかし、そもそも「誤解する人」というのは、物事の読解力が低い人だったりします。

ですから、誤解を解こうと説明したとしても、それもちゃんと伝わらずに誤解される恐れもあります。

さらに、また別件で誤解されたりして、そういうことが繰り返される可能性が高いんですね。

誤解を解こうとすると疲弊するわりに、事態が改善するどころか、逆に悪化することさえあります。

だから、誤解されても、基本的にはそのままでいいんです。

本当に必要のある相手に、「この事実をちゃんと理解してもらわないと困る」というときだけ、誤解を解こうとする。

だいたい誤解した側は、誤解したこと自体に興味を持ってないことが多いです。

興味のないことは、みんな時間とともに忘れていきますから、誤解されたまま放ったらかしにしても、結果的にほとんど支障がないことが多いと思います。

基本的には、誤解させておけばいいのです。

そのために備えておきたい考え方として、「誤解するのも相手の自由」ということです。

そう思っておくと、誤解されても受け流しやすくなると思います。

きょうのひとことは、
「誤解は無理に解かなくていい」
でした。

参考になったかしら?