人事コンフィデンシャル2016年発表のサプライズ人事で三井住友銀行頭取に就いた高島誠氏(左)と前任の國部毅氏 Photo:JIJI

三井住友銀行では今年、次期頭取人事の動向に注目が集まりそうだ。現職の髙島誠頭取がそうだったように、サプライズの激変人事が発動される可能性は高い。(ダイヤモンド編集部 重石岳史)

三井住友銀行の次期頭取レース
サプライズ人事の再発動に注目

 三井住友銀行の髙島誠頭取は、今年6年目を迎える。同行で任期6年を超えた頭取は存在しない。既に行内外では次期頭取レースの行方に注目が集まっている。

 現状で本命視されるのが、旧三井銀行出身の大島眞彦副頭取や、旧住友銀行出身の中島達専務だ。いずれも銀行経営に関わる企画畑が長く、太田(純・三井住友フィナンシャルグループ〈FG〉社長)・髙島体制を支える保守本流のエリートだ。

 だが、三井住友銀行において次期頭取レースが順当に進むとは限らない。最終盤の情勢激変も起こり得る。その理由は一体何か。