日本銀行Photo:PIXTA

黒田総裁ら5人のメンバーが交代
金融政策変更のドライバーに

 インフレ急進から、3月にも米FRBが利上げに踏み出すことが予想される中で、日本銀行は18日、展望レポートを公表。2022年の消費者物価見通しを上方修正したものの、同日の政策決定会合では緩和姿勢を維持した。

 今後の日銀の金融政策を展望する上で鍵となるのは、消費者物価指数(CPI)と22年夏から23年春にかけての政策委員会メンバーの人事だ。

 黒田東彦総裁の後任人事(2023年4月)も、「総裁人事」という観点だけでなく、日銀政策委員会(9人)の過半数に当たる「5人目の人事」であることが重要だ。

 22~23年の人事が日銀の“DNA”を変える可能性がある。