働きながら3年で、9つの資格に独学合格! 大量に覚えて、絶対忘れないノウハウとは?
「忘れる前に思い出す」最強のしくみ、「大量記憶表」を公開!
本連載の著者は棚田健大郎氏。1年間必死に勉強したにもかかわらず、宅建試験に落ちたことをきっかけに、「自分のように勉強が苦手な人向けの方法を編み出そう」と一念発起。苦労の末に「勉強することを小分けにし、計画的に復習する」しくみ、大量記憶表を発明します。棚田氏の勉強メソッドをまとめた書籍、『大量に覚えて絶対忘れない「紙1枚」勉強法』の刊行(2月9日発売)を記念して、本書の一部を特別に公開します。

働きながら3年で、9つの資格をとれた理由Photo: Adobe Stock

「同時受験」は、超効率的な勉強スタイル

 仕事や家事、育児が忙しくてあまり学習時間がとれない方に私がオススメしているのが「同時受験」です。

 同時受験とは、1年間で複数の資格試験を受験することで、私は次のように同時受験をして、3年間で9つの資格に合格しました。

 1年目:宅建士、マンション管理士、管理業務主任者

 2年目:2級ファイナンシャル・プランニング技能士、ビジネス実務法務検定試験®2級、行政書士

 3年目:賃貸不動産経営管理士、シニアライフ・相続アドバイザー、敷金診断士

 私は常に同時受験を勧めているのですが、一部の人から「そんなの無茶だ」とよく言われます。

 しかし、それは誤解です。同時受験は決して無茶をしているのではなく、むしろ超効率的に合格するための勉強法なのです。

「同時受験だと勉強が中途半端になり、すべて不合格になるリスクが高いのではないか」と指摘を受けることがありますが、私の考え方は違います。

 そもそも私が同時受験をやろうと思った理由、それは覚えた知識を有効活用したかったからです。