セブン-イレブンPhoto:Diamond

コロナ禍が3年目に突入し、多くの業界や企業のビジネスをいまだに揺さぶり続けている。その対応力の差によって企業の業績は、勝ち組と負け組の格差が拡大している。そこで、上場企業が発表した直近四半期の決算における売上高を前年同期と比べ、各業界の主要企業が置かれた状況を分析した。今回はセブン&アイ・ホールディングスやローソンなどの「コンビニ/スーパーマーケット」業界4社について解説する。(ダイヤモンド編集部 笠原里穂)

セブン&アイ・ホールディングス
前年同期比6割超の大幅増収

 企業の決算データを基に「直近四半期の業績」に焦点を当て、前年同期比で増収率を算出した。今回の対象は以下のコンビニ/スーパーマーケット業界4社。対象期間は21年9~12月の直近四半期(セブン&アイ・ホールディングス、ローソン、イオンは21年9~11月期、パン・パシフィック・インターナショナルホールディングスは21年10~12月期)としている。

 各社の増収率は以下の通りだった。

・セブン&アイ・ホールディングス
 増収率:68.2%(四半期の営業収益2兆5030億円)
・ローソン
 増収率:マイナス0.5%(四半期の営業総収入1737億円)
・イオン
 増収率:マイナス0.8%(四半期の営業収益2兆1056億円)
・パン・パシフィック・インターナショナルホールディングス(ドン・キホーテなど)
 増収率:8.7%(四半期の売上高4722億円)

 セブン&アイ・ホールディングスは前年同期の実績を7割近く上回る大幅増収となった。この要因は何だったのか。

 次ページでは、各社の増収率の時系列推移を紹介するとともに、セブン&アイ・ホールディングスの増収要因について詳しく解説する。