名古屋大激変#4Photo:PIXTA

中心部で高値が続く中京圏のタワマン。資産価値の高いマンションは一体どのような立地に存在するのか。特集『名古屋大激変! 教育・マンション・産業』(全10回)の#4では、東海3県を対象に、過去5年での中古マンション価格高騰率ランキングと、築浅中古マンションの高値ランキングをお届けする。(ダイヤモンド編集部 山本 輝)

東海3県の狙い目マンションは?
中古「値上がり率」&築浅「高値」ランキング

 名古屋の中心部で高級タワーマンションの建設が相次いでいる。本特集の#3『名古屋に「4億円タワマン」登場!マンションバブルでも“お買い得”な穴場エリアは?』で紹介した通り、新築マンション相場が高騰を続けており、それにつられるかたちで中古マンションも値上がりが顕著になっている。

 一体、どのエリアのマンションが値上がりしているのか。

 今回、愛知県、岐阜県、三重県の3県を対象に、中古マンションの価格騰落率ランキングを作成した。データはマンション情報サイト「マンションレビュー」(運営会社:ワンノブアカインド)の情報に基づく。

 新型コロナウイルス感染症が流行する前の2016年とコロナ禍後の21年の推定坪単価を比較した。また、愛知県は20階建て以上、岐阜県と三重県は15階建て以上の高層マンションを対象とした。なお、16年と21年でそれぞれ売買履歴がない物件は除外している。

 さらに、17年以降に建築された築浅中古マンションについては、期間を考慮して騰落率ではなく21年時点の坪単価でランキングを作成した。こちらのランキングを見れば、近年建築されたタワマンがどれほどの高値で流通しているかが一目瞭然だ。

 では、次ページで早速結果を見てみよう。