新番組井上貴博 土曜日の「あ」(TBSラジオ)の初回放送(4/2)を目前に控える井上貴博TBSアナウンサーが、本日放送のTBSラジオ『ジェーン・スー 生活は踊る』(11:00~13:00)に生出演!『生活は踊る』は、かつて井上アナが火曜パートナーを務めた“ラジオの実家”。冠ラジオ番組スタートに加え、自身初の著作『伝わるチカラ』刊行と、一大転機を迎える井上アナにとって、満を持しての凱旋トークとなる。

【TBSラジオ『ジェーン・スー 生活は踊る』出演!】<br />初の著作を刊行!<br />TBS井上貴博アナがエッセイの名手、<br />ジェーン・スー氏と何を語るのか!?

“ラジオの実家”への感謝と愛情

人気コラムニスト、ジェーン・スーさんによる情報番組『ジェーン・スー 生活は踊る』は、スーさんの軽妙なトークと身近な生活に寄り添う内容がリスナーの支持を集め、2016年4月の放送開始から6年を経て、今やTBSラジオの中軸を担う番組となっている。

井上貴博TBSアナウンサーは、同番組の火曜パートナーとして、2016年4月の番組スタート時から2017年3月まで出演。平日夕方の報道番組『Nスタ』(TBSテレビ)総合司会への就任にともなって降板するまで、1年にわたってマイクを前に声を届けた。

『生活は踊る』は、井上アナにとって“ラジオの実家”とも言うべき重要な番組だという。同番組への想いを、次のような表現で語っている。

「私にオファーを出してくださった当時のプロデューサーがいなければ、今の自分はいません。あのときからスタッフも随分入れ替わったようですが、みんなを親戚だと思っています」

当時、番組内で「ポテトチップスを箸で食べる」という習慣を披露したことから、“井上箸男”の異名を持つこととなった井上アナ。スタッフからオリジナルの“箸男トレーナー”をプレゼントされた経験もあり、「今でも寝間着として使っています」と笑う。こんなエピソード一つからも、同番組への井上アナの愛の深さがうかがえる。

5年ぶりとなるラジオへの帰還

『生活は踊る』を愛聴しているリスナーには、井上アナが番組からの卒業を発表した際、想いがあまって涙を流したシーンを記憶する人も少なくない。

あのときラジオ再登板への意欲を口にした井上アナが、冠ラジオ番組『井上貴博 土曜日の「あ」』を引っさげて帰ってきた。なんと胸熱な展開なのだろう。

「『必ずラジオに帰ってくる』。あの発言から5年かかりました(笑)。原点の番組にお邪魔できること、ただただ嬉しいです」。5年前を振り返り、こう語る井上アナ。新しく始まる冠番組についても、いち早くスーさんに報告したという。

「自分のことのように喜んでくださいました。ありがたいことです。また食事に行ける日を心待ちにしています」(井上アナ)

『井上貴博 土曜日の「あ」』という番組名は、ひらがなで「い」の上(井上)は「あ」であることから名づけられた。物事の始まりである「あ」、感嘆したときの「あー」、発見したときの「あ!」などなど、さまざまな広がりを予感させるタイトルでもある。

「局アナとして、局アナだからこそ、テレビやラジオを内側から変えていきたい」といった井上アナのコメントからも、新番組への熱く秘めた決意が伝わってくる。『井上貴博 土曜日の「あ」』は、『生活は踊る』とともにTBSラジオの屋台骨を支える番組になれるか。試金石となる日々が始まる。

初の著作『伝わるチカラ』を刊行

本の書き手ということでも、スーさんは、井上アナの大先輩になるだろう。第31回講談社エッセイ賞を受賞した『貴様いつまで女子でいるつもりだ問題』(幻冬舎文庫)、ドラマ化もされた『生きるとか死ぬとか父親とか』(新潮文庫)など、スーさんの著書は数多い。最新刊エッセイ『きれいになりたい気がしてきた』(光文社)も、発売直後に重版となっている。

井上アナにとって初の著作となるのが、『伝わるチカラ』(ダイヤモンド社)である。この本で井上アナは「コミュニケーションは、相手に『伝わる』ことで成立する」との考えをもとに、「伝わる」をめぐるあれこれを綴っている。

「初めて本づくりに携わり、改めて1冊1冊の本に想いが乗せられていることに気づかされました」と語る井上アナ。読者は、同書を読み進めながら井上アナと一緒に立ち止まり、自分のコミュニケーションへの自問自答を促されるはずだ。

最後に「スーさんから学んだことは?」の質問に対して「学んだことは、胸の中にしまっておきます」と笑いながら明言を避けた井上アナ。答えは仕事で出すタイプなのである。