20年以上にわたり、のべ6000軒以上の家を片づけてきた「片づけのプロ」、seaさん。家事代行マッチングサービス「タスカジ」では口コミで人気に火がつき、「予約が取れない家政婦」と呼ばれている。seaさんの片づけメソッドのすべてを注入した新刊『家じゅうの「めんどくさい」をなくす。ーーいちばんシンプルな「片づけ」のルール』やテレビ「セブンルール」出演でさらに話題になり、ますます依頼が殺到している。
本記事では『家じゅうの「めんどくさい」をなくす。』から、一部内容を抜粋・編集して紹介する。今回は、一気に暖かくなって直面する、超めんどくさい「衣替え」のお話。

6000軒を片づけた家政婦が教える、失敗しない「衣替え」のコツPhoto: Adobe Stock

衣替えは、めんどくさい

 ここ数日で気温が上がり、春になった実感をお持ちの方も多いはず。

 そこで問題になるのが、おっくうな「衣替え」をどうするか。毎年ずるずるとタイミングを逃して、夏ごろまでクローゼットにダウンがある……なんて方も多いのではないでしょうか。

 そこで今回は『家じゅうの「めんどくさい」をなくす。』の中から、衣替えの効率化について紹介します。

衣替えは一気にやらない

 理想だけでいえば、衣替えはしないのがベストです。ただ、オールシーズンの服をクローゼット内の戻しやすい場所に収納しきれるのは、よほど服が少ないか、スペースに余裕がある場合に限られます。

 衣替えが避けられないなら、その労力を最小にしましょう。

 労力を減らすためには「まとめる」ことが有効です。

 オフシーズンの衣類は別の場所に飛び地にせず、クローゼットに収めきれるとよいです。ハンガー掛けの衣類は奥に逃がし、たたむ衣類はクローゼットの上部にある枕棚にしまうのがおすすめ。窓付きの不織布ケースにまとめると中身がわかりやすく、重さと大きさもちょうどよくなります。クローゼット内だけで入れ替えできるなら、衣替えの負担は少ないです。

 スペース的に別の場所にしまわざるを得ない場合は、クローゼットとなるべく近い場所にしてください。

「待機場所」を作ると、中途半端な服の対処に困らない

「洗い待ち」と「しまい待ち」の衣類の待機場所をつくると、衣替えがさらにラクになります。

 衣替えで古い服をしまう前には、おしゃれ着洗いをしたりクリーニングに出したりしますよね。そういう「洗い待ち」の衣類は、大きめの紙袋などにためておき、まとめて手入れすると効率がよいです。

 ある程度衣替えが終わったあとでも、ちょこちょこ追加で古いシーズンのものは出てきます。それらは窓付きの不織布ケースなどにためておき、追加が出なくなったらそのまま「オフシーズンのもろもろ」としてまるごと収納してしまいましょう。ケースひとつぶんくらいなら、分別しなくても問題ありません。

「洗濯がめんどうで衣替えしないままワンシーズン越してしまった……」という方には、宅配のクリーニングを利用する選択肢もあります。オンラインで申し込めば衣類を入れる箱と伝票を自宅に届けてくれるサービスもあり、クリーニング店に行く手間と取りに行く手間を一気に省けます。

 料金はふつうのクリーニング店より高めですが、手入れせず服が劣化して着られなくなる損失を考えると、無駄な出費ではないと思います。