ひろゆきがこっそり明かす「エリートを追い抜くためのたった1つの方法」ひろゆき氏(撮影:榊智朗)

現在、日本中で大ブレイク中のひろゆき氏。
彼の代表作『1%の努力』では、「考え方の根っこ」を深く掘り下げ、思考の原点をマジメに語っている。この記事では、ひろゆき氏にさらに気になる質問をぶつけてみた。(構成:種岡 健)

「なぜ、あの人はうまくいっているのか?」

 あなたの周りには「エリート」がいますか?

 学校や会社など、組織に所属していると、「あいつはできるよな」という人がいると思います。

 しかも、本人はそんなに必死で頑張っているようには見えない。

 飄々としているのに、サラッと大きな成果を出す。

 そんなエリートを見て、あなたはどう思うでしょうか?

 ここでは、そういうエリートに追いつき、できれば追い越すための方法について、述べてみようと思います。

「素直に聞く」という最強の武器

「あいつはすごいよな」「なぜ、あの人はうまくいくんだろう?」

 そう感じたときに、あなたがどんな反応をするかが重要です。

「すごい!」と素直に思うのか。

 それとも、「どうせ、たまたまだろう。まぐれだな」と斜に構えるのか。

 素直に認められる人は、そのエリートに近づくことができます。つまり、仲良くなることができます。

 仲良くなることで、「あれってどうやったの?」「こういうとき、君ならどうする?」とアドバイスを聞くことができます。

 これが超重要なんですよね。

 凡人がエリートに追いつくためのコツは、たった1つです。それは、「コツ」を素直に聞くことです。

 盗み取るのもいいかもしれませんが、そういうエリートは「見えないところ」で努力や工夫をしていることが多いはず。

 だったら、最初からストレートに「どうやったの?」と聞けばいいんですよね。

「センスがある」と思い込む人

 ムダが多い人や、伸びない人、使えない人。

 そういう人になっていくのは、「うまくいっている人を斜に構えて見る」からです。

 ヘタな独学で勉強をしたり、自分なりの成功法則を見つけようとする人ですね。

 それでもうまくいく人は一定数います。でも、それはその人が「センスがあったから」なんですよね。

 そして、凡人の多くは「自分にはセンスがある」と思い込んでいる。これが本当にタチが悪いんです。

 ということで、できない人はプライドを捨てて、できる人にコツを聞く。これしか追いつく方法はありません。エリートだって、日々、成長しています。放っておくと、どんどん差が開いていきます。プライドの荷物を早く捨てて、自分の成長をスピードアップさせたほうがいいと思いますよ。

ひろゆき
本名:西村博之
1976年、神奈川県生まれ。東京都に移り、中央大学へと進学。在学中に、アメリカ・アーカンソー州に留学。1999年、インターネットの匿名掲示板「2ちゃんねる」を開設し、管理人になる。2005年、株式会社ニワンゴの取締役管理人に就任し、「ニコニコ動画」を開始。2009年に「2ちゃんねる」の譲渡を発表。2015年、英語圏最大の匿名掲示板「4chan」の管理人に。2019年、「ペンギン村」をリリース。著書に、44万部を突破したベストセラー『1%の努力』(ダイヤモンド社)がある。