「超」戦略的に聴く技術写真はイメージです Photo:PIXTA

時には、とことん相手を喜ばせ、時にはしたたかに相手の本音を引き出す「戦略的な聴き方」のスキルを磨けば、人間関係も、仕事もうまくいくようになる。プランナーとして数々のブランド戦略、キャンペーン施策を手がけ、「食べるラー油」をはじめヒット商品を連発してきた大嶋慶氏が、新著『「超」戦略的に聴く技術』を出版。同書からの抜粋で、仕事力、コミュ力を上げる「聴く技術」を伝授する。

オンライン会議は
8割くらいが「真顔」の人

 オンラインでの会議がずいぶんと増えました。

 画面を見ていて感じるのは、「真顔」で会話をする人がけっこう多いなということです。

 だいたい8割ぐらいの人は「真顔」の印象です。

 真剣に聴いてくれているのだと思いますが……真顔でずっと話を聞かれると意外にシンドイ。

 打ち合わせや会議がオンラインへ移行していく中、あいづちや表情、身振り・手振りといった非言語の役割は、ますます大きなものになります。

 ただ、非言語力は、自然にはなかなか磨かれないため、意識して鍛える必要があります。

 それが今回のテーマです。