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全世帯の約9割が生命保険に加入しているという、「生保大好き」な日本人。備えるのは良いことですが、払いすぎも考え物。生命保険料が家計を圧迫している場合は、どんな保険にいくら払っているかを見直してみるべきです。保険を見直す際のポイントとは?(家計再生コンサルタント 横山光昭)

日本では89.8%の世帯が生命保険に加入している

 生命保険で備えすぎて、貯金ができないという方がいます。

 生命保険全体の世帯加入率は、2021年の生命保険文化センターの実態調査によると89.8%。前回(2018年)よりも1.7%増加しています。特定の保障機能を持つ生命保険や特約への加入率も増加傾向で、医療保険・医療特約においては、前回88.5%だったのが、93.6%となりました。かなりの高い割合で、何かしらの保険に加入している人が多いことが分かります。

 また、最近では老後資金作りに「投資」を視野に入れる方が増えている中、保険に老後資金作りの役割を期待する人も多く、個人年金保険の世帯加入率は24.3%(前回21.9%)となっています。

 生命保険は、その特徴によって良い、悪いがさまざまに言われますが、自分にとって必要な保障を備えることは良いことであり必要なこと。その必要性や目的を理解・判断して加入しているのなら、問題はありません。ですが、生命保険は複雑なため、十分な理解ができないままに、自分の不安部分を全て埋めようと、複数に加入する方がいます。

 状況によっては、当初は問題がなくても、やがて保険料の高額さが家計の負担になり、お金が貯まらない、家計が赤字になる等の問題を生じることもよくあるのです。