古来、龍神の力を借りた多くの先人たちが願望を成就させ、成功を手にしてきました。
だが、数ある神の中で、なぜ龍神だったのか。その理由は、龍神の持つ神としての特性にあります。
幼少期より龍をはじめとする見えない世界の存在たちの声を聞くことができ、延べ1万社以上の神社を参拝してきたスペシャリストが、龍神の力を借りて運を上げ、どんな望みも実現する方法を紹介した『龍神とつながる強運人生』より一部を抜粋、再構成して紹介します。

【強運な人は知っている】龍神がもたらす運気には特徴がある。だから日常の「ささいなこと」が重要だと言えるワケPhoto: Adobe Stock

人は日常の中で「天命」を生きている

【強運な人は知っている】龍神がもたらす運気には特徴がある。だから日常の「ささいなこと」が重要だと言えるワケ 大杉日香理(おおすぎ・ひかり)
著書累計発行部数30万部を超えるベストセラー作家
事業開始10年間で参拝した神社は、延べ1万社。経営者に向けて、歴史を基盤とした教養セミナーとして神社の捉え方を切り口とした神旅®(かみたび)をマンツーマンで行なっている。政治家に向けても、選挙事務所の神棚の設え方セミナーを衆議院会館にて開催。行政向けの講演活動、作家としても活動しながら、神社を入り口とした地域おこしにも力を入れ、神田明神との共同事業も開催している。

人は誰もが2つの天命を持っています。

それは、子ども時代から30代までに取り組む「私天命」と、35~40歳前後から浮き彫りになってくる「公天命」です。

「私天命」は、自分が個人的に好きなことや没頭できることですが、「公天命」は、「社会があなたに求めること」といえます。

公天命は自分が必ずしもやりたいこととは限りませんが、それを行うと、龍神からの後押しがどんどん来て、活躍の幅や世界が広がるのです。

「天命」というと、大きなビジネスや慈善事業に取り組むイメージをもつ人もいることでしょう。しかし、多くの人は日常の中で自分の天命を生きていきます。

たとえば、次のような場面を想像してください。

銀行の窓口に勤めているDさんが、ある日、お年寄りに親切に接客して、そこに温かな交流が生まれました。

Dさんに感謝したお年寄りは帰宅後、「今日は銀行でていねいに対応してもらえて助かったよ」と家族に報告し、聞いた家族全員が幸せな気持ちになりました。これは決して派手なものではありませんが、素晴らしい社会貢献です。

公天命とはこんなふうに、今いる場所で最善を尽くし、自分の役割を果たしていくことです。「自分が周囲にどれだけよい影響を与えられるか」という視点で働けば、おのずと公天命につながっていきます。

このようにして公天命を生きていると、龍神の目にも上司の目にも留まり、さらなる活躍のステージが与えられます。

思いがけないチャンスがやって来る

運気の流れが変わり、私天命と公天命が重なって、予想もしなかった活躍のチャンスが与えられることもよくあることです。

たとえば、次のようなパターンです。