任天堂のマリオPhoto:SOPA Images/gettyimages

――投資家向けコラム「ハード・オン・ザ・ストリート」

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 多くのコンシューマーIT企業と同様、ソニーと任天堂は新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)によって恩恵を受けていた。だが現在の状況は以前より不安定になっている。

 両社の決算発表では良い知らせもあったものの、今後の利益の伸びが鈍化する見通しも示唆された。ソニーと任天堂はいずれも、資金力に富むライバル企業から受ける逆風、またはゲーム機の旧型化という逆風、あるいはその両方にさらされている。