物流,トラック,人出不足Photo:PIXTA
*本記事はカーゴニュースからの転載です。

時間外労働上限規制「2024年問題」
人手不足がさらに深刻化する見込み

 トラック運送業でM&Aが増加している。2024年4月からドライバーに時間外労働上限規制が適用される「2024年問題」を控え、人手不足がさらに深刻化する見込みから、同業者間でのM&Aが活発化したものと推定される。

 大手・中堅企業が商圏や事業拡大を見据えて、中小規模の運送会社を買収するケースも目立つ。1990年の物流二法による規制緩和以降、事業者数が約6万者超まで膨れ上がったトラック運送業界で、“再編”の兆しが見え始めている。

 次ページ以降では、同業者間のM&A・出資の主な動き(21年以降)をまとめた。