後悔しない「歯科治療」#7Photo:PIXTA

歯学部に入ったら必ずしも歯科医師になれるわけではない。それは医学部も同様だが、医師国家試験の合格率が9割以上なのに対し、歯科医師国家試験はなんと6割。私立では、5割を切る大学もある始末だ。しかし、国試合格率は必ずしも入試偏差値に比例しない。『決定版 後悔しない「歯科治療」』(全23回)の#7では、入りやすいのに国試合格率が高い「面倒見の良い」私立大学歯学部を、偏差値・国試合格率・学費の3指標でジャッジした。(ダイヤモンド編集部 野村聖子)

入りやすくて歯科医師国家試験の合格率が高い
「面倒見の良い」大学を勝手格付け

 医師国家試験の合格率は、例年9割以上をキープしている。最下位の大学でも8割前後には届いており、どの医学部に進学してもほとんどは医師になれると思ってよい。

 一方、歯科医師国家試験の合格率は2010年前後から下降の一途で、22年は61.6%。特に私立大学ではなんと5割を切っている大学も複数あり、歯学部に入ったからといって必ずしも歯科医師の道が約束されているわけではないのだ。

 6年間通って歯科医になれなくては意味がない。そのため、歯学部入試の際は、偏差値だけではなく国試合格率も重視した大学選びが肝要だ。しかし、国試合格率が高い大学は入試も難しいのではないか……と思いきや、実は入試偏差値と国試合格率は必ずしもリンクしていない。

 歯学部教員を長年務めた経験のある歯科医師のspee氏によれば「偏差値が低くても国試合格率が他よりも高い大学は、いわば“教育力”が高いといえる」。今回ダイヤモンド編集部では、入学時の学力が低くても、学生を合格まで導く、教育力にあふれた「面倒見の良い」歯学部を格付けした。