ゴルフネットワークでのPGAツアー実況などでおなじみのゴルフキャスター薬師寺広さんに、今年もジャパンゴルフフェアのレポートをお願いした。取材者、時には一ゴルファーとしての顔ものぞかせつつ、好奇心たっぷりに各社のブースを念入りに回った薬師寺さんのお眼鏡にかなったギアとは!?

ドライバーは各社「色」にも独自性を発揮。

 ゴルフキャスターの薬師寺広さんが今年も「ジャパンゴルフフェア」にやってきた!――薬師寺さんは、アマチュア時代の石川遼のツアー優勝時のインタビュアーを務めるなど、数々の名シーンに立ち会ってきたことでも知られる。

 さて、過去2番目となる166社が出展した第47回ジャパンゴルフフェア。3日間で計5万5115人が訪れるなど、アジア最大級のゴルフショーは大きな盛り上がりを見せた。

 まずはドライバーから、薬師寺さんの印象を伺った。

「タイトリストの『913D2』は私も使っています。タイトっていうと難しそうに思いますけど、かなり打ちやすい。今はどこのメーカーもそうですが、スペックを合わせれば打てるクラブになっています。

 キャロウェイのブースには、石川遼仕様のクラブが展示されていました。ドライバーは9.5度をそのまま使用。

 今、彼が一番気に入っているクラブは『Xホットプロフェアウェイウッド』だそうです。オノフは、ヘッドの″カチカチ″は付いてないんですが、何年か前にギアの番組に出させてもらったとき、操作性がよかった印象があります。ドローもフェードも打ち分けられるし、あの片山晋呉さんが使っているクラブ。悪いはずがありません。

 本間ゴルフの『TW717』は、430だけツヤ消しの黒なんです。もともとマットブラックを出すつもりはなかったのが、岩田寛選手の要望から生まれたという裏話も聞けました。

 ヨネックスの『i-Eゾーン』は、黒と白の2色ヘッドが印象的でした。ヘッドスピード秒速40メートル前後のゴルファーをターゲットにしていて、浅重心がはやっている中であえて超・深重心構造。そのクラスの人は超・深重心のほうがつかまりがいいそうです。また、飛ばなくなる冬用に、冬専用シャフトをそろえているのも面白いですね」