「自分は上司からどんな評価をされているんだろう?」。どんなビジネスマンであっても、一度は思ったことがあるはずです。本日のテーマは、「仕事の評価がどのように決まるのか」についてです。能力的には差がなかった、新人のAさんとBさん。どこで評価が分かれたのでしょうか?

仕事ぶりを評価する人は、
何を見ているのか?

 仕事に対するペース配分は、大別すると「スタートダッシュ型」と「追い上げ型」に分かれます。前者は、とり組み始めからフル回転で仕事に臨み、最初の1週間で報告資料や整理資料をとりあえず作ってみるタイプ、後者は、期限が近づくまでは他の仕事を優先させて、先送りをするタイプです。

 最終的な仕事の成果が同じであったとしても、どちらのタイプが有利不利という違いはあるでしょうか。

仕事ぶりを評価する人の多くは、仕事の序盤、およそ1週間程度で相手を仮評価し、その後の仕事ぶりで評価を微修正していきます。

 たとえば、序盤で10段階評価の5と仮評価されると、その後の微修正で上下に1~2変わるくらい。ですから、序盤に5と評価された人は、よほどの成果を出さない限り、8以上にはなりませんし、序盤で8と評価された人は、よほどのミスをしない限りは5以下になることはありません。