ニューヨークに本拠を構える、ユニークで大胆な働き方をしているITコンサルティング会社に出会いました。ケンタッキー、ヨーロッパ、オーストラリア、さらには日本にも拠点があり、40人ほどが活動しているホワイトストラタス。COOのショーン・ボイド氏にお話を伺いました。(撮影・編集部)

子どもや家族と過ごす時間を大切に

本田 コンサルタントとはいえ、まずはオフィスに出社して、そこからクライアントのオフィスに向かうのが当たり前、というイメージが日本ではありますが、ここは違いますね。

ショーン 仕事で旅が多いことを楽しんでいる社員がたくさんいる会社なんです。ある新入社員は1ヵ月のスイス出張で、あちこち素敵なホテルに宿泊していたようです。また、音楽が大好きで半年間ミュージシャンをして、残り半年を会社の仕事にしている社員がいます。さらに、カリブに住み、趣味の自転車を楽しんでから自分の自宅をオフィスにして仕事をしている社員もいます。

本田 ずいぶんフレキシブルな働き方を提供されているんですね。

ショーン 仕事の時間は、一人ひとりのライフスタイルに合わせてあるべきだと考えています。例えば家族がいる人もいれば、いない人もいる。そうしたヒューマンファクターに沿ってあるべきです。例えば私は、朝の8時半に小学生の息子をバスに乗せて学校に送り、3時半までは仕事をしますが、その後は家に帰って子どもと一緒に遊びます。昨日はツリーハウスを作りました。それから一緒に夕食を食べて、子どもが寝た後に何時間か仕事をします。