そろそろ1年を締めくくる忘年会のシーズン。職場関係や友人たちと飲食を共にする楽しい時間だが、もろもろの事情が垣間見える瞬間でもある。そこで今回は、3つのアンケートから、最新の忘年会事情を探ってみよう。

 引用するアンケート調査は次の3つ。

 (1)ライフメディアのリサーチバンクが調査した「忘年会に関する調査」。調査期間は11月20日~27日。対象者は20歳以上の全国の男女。

 (2)トレンド総研が行った「忘年会幹事500人への調査」

 (3)リクルートライフスタイルが行った「外食マーケット基礎調査」。調査期間は9月20日~10月1日。首都圏、関西圏、東海圏に住む20~69歳の男女を対象に行い、有効回答数は9248件。

忘年会幹事が苦労すること
「ドタキャン対応」「2次会会場探し」

 (1)の調査によれば、「あなたは今年、忘年会に参加する予定はありますか?」という問いに「参加する(した)」と答えた人は全体の42.5%。「参加しない」は38.3%で、「検討中」は19.2%。女性より男性の方が参加する割合は多く、参加する男性が50.3%なのに対し、女性は34.7%だった。また、参加する人(637人)に何回参加する予定かを聞いたところ、1回と2回がそれぞれ33.8%と36.1%。3回と答えた人は20.4%で、5回以上という人も4.7%いた。

 また、参加する忘年会は、職場関係のものと答えた人が最も多く(66.7%)、続いて友人・知人(57.6%)、サークルなどの仲間(21.0%)、家族・親族(11.0%)、取引先関係(6.4%)だった。

 (2)の調査(忘年会幹事500人への調査)では、20~30代の男女のうち78%が忘年会を行う予定があり、平均実施回数は3.1回。(1)の調査より回数が多く出ているのは、「忘年会の幹事」を務めるようなキャラクターは忘年会に自ら積極的に参加し、また誘われやすいということがあるのかもしれない。