いよいよ4月1日から面接が始まる。書類を通過してもなお、ここで30倍以上の倍率を勝ち抜かなければ内定を得ることができない。今回は、先輩たちの教訓をもとに、陥りがちな面接の落とし穴と学びのポイントを紹介する。あと1ヵ月程度、準備の参考にしてほしい。

就活は面接が始まってからが本番!
あと1ヵ月で何ができるか

4月1日。面接がスタートする日だ。
そこから3~7回の面接を通じて、きみは志望企業に選抜される。

書類通過からの倍率は30~100倍だ。面接が始まってからが本当の戦いだ。
面接は落とされたら、そこで終了。その企業に投下してきた時間もすべて台なしになる。
内定するか、振り出しに戻るかの2択。シビアな世界だ。

と、言ったものの、落とされたからダメということではない。
実際には、選考に落とされながら学ぶことが多い。

平均で30社ほどエントリーシートを出している人が多いだろうか。
その中で3社内定していれば、かなり成果が出た方だろう。その人でも27敗している。9割が落ちている。落ちながら、失敗の理由を分析する。次の面接に生かす。それを繰り返す間に面接が上達する。途中からイッキに選考が通過し始めて、内定するパターンが多い。

 そのプロセスで先輩達がしている、反省や学びのポイントをまとめて解説したい。
 これから1ヵ月後の本番に備える参考にしてみよう。

先輩が陥りがちな
自己PRの落とし穴

「それでは、最初に自己紹介をお願いします」
「自己PRをどうぞ」
 面接スタートの王道だろう。きみはどう答えているか。

 おススメしない、よくあるPR例を以下に書こう。

・「私の強みはコツコツ努力をして、最後まで諦めずに目標達成をできる人間です」
・「私は、一人一人と向き合いながら、全員の意識を一つの方向に向かわせることのできる、リーダーシップがある人だと自負しています」

 どこが良くないか。分かるだろうか?