企業、官庁、自治体のBCP対策と普段使いを両立させる、使い勝手の良さで販売が伸張している商品がある。東日本大震災のような大災害もさることながら、大雨や台風、大雪など、日常で発生する突発停電への対策としても導入が進んでいる。

 2014年1月にリコーが発売したバッテリー搭載ファクス機能付きインクジェット複合機「RICOH SG 3120B SF」の販売が好調だ。

 東日本大震災のような大災害への備えはもちろんだが、大雨や台風、雷や大雪など、日常生活の中で起きる突発的な停電へのBCP対策としても注目されている。

停電しても、お任せ!
通常通りの利用が可能

コンパクトでありながら、日常業務の効率をアップし、しかもBCP対策にもなる「RICOH SG 3120B SF」※撮影のためバッテリーを引き出している。

 プリンター、コピー、ファクス、スキャナーという四つの機能を持つ「RICOH SG 3120B SF」のメリットは、BCP対策のためだけではなく、日常業務をサポートする複合機として導入できる点にある。その特色は突発停電時でも、平時と同じように活用できるというところに尽きる。

 一般的に、突発停電が実際に発生しないと、こうしたBCP対策機器は威力を発揮しないが、日常業務もきっちりサポートできる複合機だからこそ、手軽に導入できるわけだ。

 たとえば、古くなったファクスをBCP対策にも対応する複合機に入れ替えることで、日常業務の効率を格段にアップさせながら、BCP対策にも対応できる。しかも、停電という事態に、通信、ファクス機能が使える意味は大きい。

 カンパンや飲料水などの長期保存が可能で、利用にスキルを必要しないものであればともかく、オフィス機器は日頃使い慣れているものだからこそ、イザという時もきちんと使うことができる。そのため、宝の持ち腐れ、といった心配がない。