招致成功で日本中が熱狂した東京オリンピックの開催まであと6年。2度目のオリンピックイヤーに向けて、私たちはどのような未来を創るべきなのか―。その問いへの答えを自ら探ろうとする、熱き若者たちの取り組みを追った。

未来のチェンジメーカーが
全国から集結!

 三連休初日の朝、会場に続々とやってくる若者たち。彼らは、あるプロジェクトに参加するために全国から集まってきた。それは、アメリカン・エキスプレスとダイヤモンド社が主催する『世界を変える100人になろう』という、次世代リーダー育成プロジェクトだ。

 5年目を迎えるこのプロジェクトの今年のテーマは『2020年のニッポンをデザインする』。学校や専攻の枠を超え、そのテーマに共感した学生たちが全国からエントリー。厳しい選考を経た100人が、3日間の特別プログラムに参加した。

プロジェクトのテーマに共感し、全国から集結した大学生・大学院生たち。厳しい選考を経て、100人が選ばれた。

 この『世界を変える100人になろう』プロジェクトは、文字どおり、世界を変える“未来のチェンジメーカー”を輩出することが目的。2010年にスタートし、これまでに400人超の卒業生を輩出してきた。

 ではなぜ、アメリカン・エキスプレスとダイヤモンド社がこうした若者支援のプロジェクトを続けているのか。そこには、両社が信じるイノベーションの力がある。そして、それを成し遂げる人材を育てることが未来に対する有効な先行投資であり、企業や組織の枠組みを超えてそうした場づくりをすることが重要だと考えているからだ。