今回も図らずも人事な人になったとき、早めに読まれるとよいであろう人事本を紹介します。今回は「キャリア」を学ぶための入門書と、人事の実務家が執筆された2冊の本を紹介します。いずれも理論やモデル、実例を学ぶだけでなく、人事な人としての元気ももらえると筆者は感じています。

「キャリア」について
学ぶための書籍

 みなさんこんにちは。北村です。

前回の執筆後、人事分野の友人との勉強会に参加してきました。友人、というよりは人事分野での私の先輩方が多く、既に会社をリタイアされた方もいらっしゃいます。

 この日のお題は「シニアの活躍促進を考えるラウンドテーブル」。社会的にも、もちろん個人や企業としても重要性を増しているシニアの活躍促進についてのキャリア研究の面や、実際の促進活動などについての発表や議論が行われました。

 先輩方が探究心を持ち続け、実践もされているアクティブな姿を拝見しながら、「人事や人材育成って、やっぱりワクワクする分野だよな」と思いました。

 懇親会では、本連載の話が出まして「自分たちが初めて人事に行かされた頃のことを思い出したよ」「そうそう、人事ってそうなんだよな、って思わず頷いてしまったよ」といった嬉しいご感想を頂きました。

 さて、前回の「はじめて学ぶ人のための人事本ガイドブック-2」はPV(ページビュー:閲覧回数)が多く、皆さんに興味をお持ちいただいたようですので、今回と次回もブックガイドを続けます。

前回は入門書の定番をご紹介しました。皆さん手に取られましたでしょうか?

 今回も図らずも人事な人になった皆さんが、早いうちに読まれると良いであろう本を何冊かご紹介します。

前回に続き、定番的な書籍を中心に、読みやすく(予備知識不要)、持ちやすく(バックに入れやすい)、買いやすい(高くない)ものを中心に選んでみました。