ドライバーなどの体を大きく使うショットは、テクニックとともに身体的な能力が求められますが、パッティングに関しては、体力や筋力をさほど必要としません。反復練習によって、1つの打ち方を身につけるだけでOK。ドライバーで300ヤード を飛ばすのは至難の業ですが、パッティングなら努力次第で、アマチュアでもプロ並みのストロークが打てるようになります。

 打ち方のキーポイントは、「わきの締め」にあります。構えたときに、両わきを軽く締めて(閉じて)、ひじをわき腹につけること。そして、ひじを体から離さずにストロークすることが大切です。

【第35回】アマチュアゴルファーのお悩み解決セミナー<br />Lesson35「パッティングのストロークを安定させるコツ」
パッティングは手先の動きが強くなりがちだが、この打ち方なら、大きな筋肉で動かせるのでストロークが安定する

 上の写真のように、最初はクラブを持たずに、シャドースウィングをしてみましょう。わきを締めて、手のひらを上に向け、体を動かします。このとき、背中側の大きな筋肉を動かすイメージが効果的です。