風光明媚な神奈川県の三浦半島の南西部に位置する油壺エデンの園。長年にわたり医療・福祉・介護事業を手掛けてきた聖隷福祉事業団のノウハウを生かした、きめ細かなサービスが好評だ。

入居11年目を迎えた初芝英夫・悦子夫妻。「元気なうちに人生の大きな決断をして良かった」と話す

「ホームへの入居は大きな買い物ですから、検討するならまだ体力や気力、判断力があるうちにすべきです。私たちは早い段階で決断して、本当に良かったと思っています」

 そう口をそろえるのは、2004年2月から神奈川県三浦市にある油壺エデンの園に入居中の初芝英夫氏(80才)、悦子氏(75才)の夫妻だ。

 入居当時の二人はまだ60代。こうしたホームへの入居については「考えたこともなかった」と言う英夫氏を、悦子氏が説得したという。

「私たち夫婦は子どもが居ないので、将来は医療支援体制、介護サポートの整ったホームに住んだ方が安心できる。まずはホームの概要が書かれた資料を夫にも読んでもらい、理解を深めることから始めました」

 妻からの説得もあり、次第に入居へ心が傾いたという英夫氏。神奈川県、静岡県を中心に7~8ヵ所のホームを見学した末、夫妻が選んだのが油壺エデンの園だった。

「正直に言うと、建物や設備がもっと豪華なホームは他にもあったんです(笑)。でも私たちが重視したのは、将来、体が不自由になっても、心地よく日々の生活が送れるかどうかでした。油壺エデンの園は、車いすや歩行器でもスムーズに通れるよう共用の廊下がゆったり造られていたし、居室のキッチンやトイレも使いやすく工夫されていました。そうした配慮に加え、スタッフや入居者が笑顔であいさつする明るい雰囲気にも好感を持ちました」(英夫氏)