相模屋の新作ガンダム豆腐はなぜ「ドム」なのか8月21日から発売になる「トリプル・ドムとうふ」 (c)創通・サンライズ

 『機動戦士ガンダム』ファン待望の新商品が8月21日に発売される。と言っても、新作シリーズアニメDVDでもプラモデルでもない。食品の「豆腐」の新商品だ。

 豆腐専業メーカーである相模屋食料から2012年3月に発売され、30~40代男性を中心に衝撃と感激を与えた「ザクとうふ」。続いて10月の「ズゴックとうふ」、13年6月には「ビグ・ザムとうふ」が発売され、これまで累計460万機を売り上げてきた。

 そして注目の第4弾として、同社が“沈黙の2年”を破って発売するのが、ジオン公国軍の量産型モビルスーツ「ドム」をかたどった「トリプル・ドムとうふ」である。と書いていても、ガンダム初心者には何のことやらサッパリなのだが、ジオン公国とは主人公アムロ・レイが所属する地球連邦軍に敵対する勢力で、ドムはガンダムシリーズのなかでも「地味だけどメジャーなモビルスーツ」(ガンダム愛好者の40代男性)だという。

 驚くべきなのは、その味。なんと今回の「トリプル・ドムとうふ」は、3種類のチョコレート味なのだ。

豆腐のトップメーカーが
衝撃のチョコレート味に挑むワケ

 第1弾の「ザクとうふ」は枝豆風味。第2弾の「ズゴックとうふ」は鍋用と言うこともあり、昆布風味に。第3弾「ビグ・ザムとうふ」はアボカド風味と、新作になるほどにその味はチャレンジの度合いを増してきた。そして今回、勝負をかけるチョコレート味は3種類。マイルドチョコ風味とビターチョコ風味、ミルクチョコ風味は、それぞれ濃厚な味わいで、豆腐と言われなければチョコレートムースと間違えてしまいそうな味と食感だった。

相模屋の新作ガンダム豆腐はなぜ「ドム」なのかまずは、マイルドチョコ風味の「ガイア機」、次はビターチョコ風味の「マッシュ機」、最後にミルクチョコ風味の「オルテガ機」の順に食べるのがおすすめだという (c)創通・サンライズ
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 ではなぜ今回、3種類での発売になったのか。それは、ジオン公国軍のエースパイロットチーム“黒い三連星”の得意技が「ジェット・ストリーム・アタック」攻撃で、そのトリプル攻撃にちなんだ商品だから。したがって、3種のとうふ容器の形も攻撃を仕掛ける時の態勢、すなわち“ヒート・サーベル”“ジャイアント・バズ”“素手で叩きのめす”という3種類の形状を用意し、臨場感を表現しているという。またしてもファン以外にはちょっと理解できないこだわりだ。