早くから高齢者や障がい者向け住宅の研究に取り組み、全ての人が自分らしく暮らし続けるための質の高い住宅を実現している積水ハウス。同社の手掛ける「サ高住」なら、安全に資産を運用しながら地域にも喜ばれる、魅力的な土地活用となるはずだ。

(左)グランドマスト浜田山外観。裏手には善福寺川緑地公園が広がる/(右)シックで上品な内装のエントランスとロビー

急速な高齢化の中で
国も推進するサ高住事業

 2007年から超高齢社会(高齢化率21%超)に突入した日本。25年には国民の30%超が65歳以上になると推計され(注1)、高齢者が安心して暮らせる住まいの整備が進められている。

 政府は、安否確認や生活相談などのサービスを提供する、サービス付き高齢者向け住宅(サ高住)の増設を推進。その結果、サ高住の数は増えつつあるが、条件付きでの登録最小面積である18平方メートルから25平方メートル程度の、介護型の居室が多くなっている。

「政府は昨年、30平方メートル以上で基本設備が全て配置されていることを条件に補助金の限度額を引き上げました(注2)。次なる段階として、サ高住の“質”の向上に注力し始めたわけです。

 こうした動きに先駆けて、当社では40~60平方メートル中心の、共用設備も充実した、高性能・高品質なサ高住を数多く提供してきました。サ高住へのニーズは、要介護度の低い方や、夫婦のどちらかが要介護になっても一緒に暮らしたいと望む方、将来を見据えて予防的に早めに住み替えるアクティブシニアなど、幅広く存在します。そうした全ての方が快適で健康的に暮らせる住まいづくりは、長年の実績とノウハウを持つ住宅メーカーだからこそできると考えているからです」(積水ハウス医療・介護推進事業部長・深谷康壽氏)

優れた設計力と企画力で
最適な事業プランを提案

 積水ハウスは、早くから「生涯住宅」という思想を掲げ、全ての人が自分らしく暮らしていける住環境を追求してきた。その一環として、業界に先駆け、高齢者や障がい者向け住宅の研究・開発にも取り組んできた。

 同社の手掛けるサ高住は、一歩進んだユニバーサルデザインを採用するなど、高齢者の安全や使い勝手に配慮した工夫が随所に施されている。また、設備やインテリアにもこだわり、心地いい住空間を創出している。

 このような入居者の立場に立った住まいづくりは、入居率・利用率を高めることにつながる。また、高度な設計力で敷地の広さや形状に合わせて最適な建物形態を実現する。これらが土地オーナーに広く支持され、サ高住登録数は全国で297棟、1万1279戸(16年4月実績)。日本トップクラスの実績を誇る。

 同社では、専門知識が少ない土地オーナーでも、新しくサ高住事業に参画できるサポート体制を整えている。

 高齢者住宅・施設を総合的にプロデュースする専門部署「医療・介護推進事業部」が、情報収集やニーズ分析、エリアの特性に応じたマーケティング調査などを行った上で最適な事業プランを提案。また、これまで構築してきた全国の介護事業者とのネットワークを駆使し、土地オーナーと介護事業者のベストマッチングも図ってくれる。

(注1)国立社会保障・人口問題研究所の推計による。
(注2)住戸面積が30平方メートル以上で、住戸内に基本設備(キッチン・洗面・バス・トイレ・収納)が全て配置されていることを条件に、従来の1戸当たり100万円の補助金限度額を、1戸当たり135万円に引き上げた。