ダイヤモンド社より発売された『外資系エリートがすでに始めているヨガの習慣』よりその一部を抜粋してお届けする。

「瞑想」はヨガの本質である

 ヨガとは心身の統一をするためのものだという話をしてきた。

 ただ、初心者はヨガとは「ストレッチ+瞑想」くらいの理解でいいと思う。体を自在に動かせるようにしながら、気持ちも整えるエクササイズだ。

 心を無にすることは素人にはなかなか難しいが、目を閉じて深い呼吸をしていると気持ちが落ち着き、プレッシャーやストレスに押しつぶされそうになるのを避けられる。

 ヨガのポーズができなくとも、瞑想だけでも一日の終わりにしてみると、疲労感が緩和され、良質な睡眠をとれるはずだ。

 なお、座禅を組むとき、体がやわらかい人は両かかとを太ももの上に乗せるが、体がかたい人はムリせずに、かかととかかとが並ぶように足を組めば十分。

 座禅を組まなくても、電車の中などで目を閉じて深い呼吸をしているだけで、いつでも平常心を保てるようになるだろう。