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2012年11月1日 

マージン取引と信用取引はどう違いますか?

 米国の証券会社では現物株のみを取引する口座がキャッシュ口座CashAccount、信用取引のできる口座がマージン口座MarginAccountと呼ばれます。マージン取引と信用取引は基本的に同じものですが、米国ではマージン取引を始めるにあたって特別な条件は必要なく、リスクに関する同意書にサインさえすれば誰でも簡単にマージン口座を開設できます。

 日本の証券会社では現物株口座と信用取引口座がはっきり分かれていますが、アメリカでは両者は一体化しています。信用買いにおいては、まず口座にある現金が有価証券の購入代金に充てられ、不足した分が証券会社から融資されることになります。決済時においても同様で、信用(融資)分から自動的に決済されます。したがって日本の証券会社のように、現金を担保に建て玉したり、信用買いのポジションを残して現物株を先に処分することはできません。

 ポジションは「買建玉」がロングLong、「売建玉」がショートShortで、LongPositionは購入した株式を売却することで、ShortPositionは売却していた株式を市場から買い戻すことで決済されます。

 アメリカの証券会社ではずっと「Buy」「Sell」「ShortSell(カラ売り)」の3種類の注文方法しかなく、両建てができませんでした。この問題を解消するために導入されたのが「BuytoCover(売建玉の解消)」注文です。 現在では、保有している株と同じ銘柄をShortSellして両建てにすることも、カラ売りしている銘柄と同じ銘柄を「Buy」で購入してリスクヘッジすることもできるようになりました(詳しくは【Q7】参照)。

<最終更新:2009/02/01>