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2012年11月1日 

アメリカ市場のマージン取引の最低維持条件とは?

アメリカの証券取引所(ニューヨーク証券取引所NYSEやナスダックNasdaq)では、信用取引におけるリスクを抑えるために「最低維持額MaintenanceRequirement」を採用しています。この規制では、ブローカーや証券会社を通して行なわれる信用取引についてさまざまなルールを設定しています。

(1)ブローカーは口座残高が2,000ドル以下の口座に借入れを起こしてはならない
マージン取引開始時の最低預金額は2,000ドル。
(2)マージン取引における借入額は、InitialMargin(委託証拠金)の50%までしか認められない
InitialMarginはマージン取引で注文を出す際に必要な委託証拠金で、現金と有価証券MarginableSecuritiesの合計額。この委託証拠金InitialMarginが注文の約定金額の50%以上なければならないので、信用倍率は最大で2倍になる。
(3)マージン取引をするには、口座の総資産価値の25%以上のMaintenanceRequirement(証拠金維持率)がなければならない
MaintenanceRequirementは保有するポジションを維持するのに必要な証拠金維持率のこと。相場の変動で証拠金が建て玉の25%を下回ると強制解約の対象となる(信用倍率最大4倍)。
ただしこれはFRBが決めている最低基準なので、各証券会社の証拠金維持率は通常30~40%に設定されている(信用倍率2.5~3倍)。それ以外でもさまざまな要素で証拠金維持率は変更されるので、信用取引の建て玉がある場合は頻繁に証拠金率を確認する必要がある。

<最終更新:2012/08/01>