カンボジア
2013年2月20日 木村 文

プノンペンの癒し系休日
”プチ”がカンボジアの生きる道

レベルの高い各国料理

 意外に知られていないのが、プノンペンは国際都市であるということだ。といっても、東京やバンコクのような規模ではないので、これもやはり「プチ」国際都市なのだ。

 1991年の内戦終結後、プノンペンには世界各地からカンボジアの戦後復興のために国際機関や援助団体が集結。プノンペンは多くの外国人が暮らす街になった。そしてカンボジア政府が外資に開放的な政策をとっていることもあり、復興から発展へと移行しつつある今も、多くの外国人を受け入れ続ける町になっている。

 国際都市の副産物は、レベルの高い本場の味、各国料理だ。特に評判がいいのが、中華、韓国、インド、フランスの各国料理。それぞれの国の人が集まる店に行けば、本物の味と雰囲気が楽しめる。ここに住んでいると外食の選択肢が多く、なかなかカンボジア料理に行きつかない、という笑い話もよく聞く。

 さすがに旧宗主国・フランスの料理は、高級フレンチから街のビストロまで、レストランの種類も数も豊富だ。ホテル同様、住宅地のビラを改装した隠れ家的な店も多く、ワインを傾け、隣の席のフランス語に耳を傾けていると、ここがどこかを忘れてしまう。

 カンボジア人はワインが大好きで、街中にはあちらこちらにワインショップがある。いずれも安くて種類が豊富。ショップめぐりも楽しみの一つだ。

シンプルな内装のフレンチレストラン「プチ・フランス」。ブティックホテル同様、住宅地の邸宅を改装した【撮影/木村文】
「プチ・フランス」の一品。この牛肉ステーキのほかに、ポークパテがついたランチセットが9ドル(約810円)。肉は柔らかくジューシー【撮影/木村文】