タイ
2015年4月13日 沼舘幹夫

在住者たちの生の声がいっぱい!
バンコク生活きほんのき【第1回】

座談会-バンコク駐在員の妻たちが語るリアルな家族生活とは?

―子どもの塾と妻の趣味は?―

数学力と体力を守る

T:うちは夫が外国人なんで、娘には日本語をきちんと読み書きしてほしいと思って、血みどろのKUMONをさせています(笑)。

J:私は自分が子どもの頃、KUMONで挫折したので、就学前の子どもにさせられないなぁ。

S:うちの子は日本人なのに、日本語を読みたがらない状況になってしまい、苦労しています。

M:タイの学校教育だけでは、日本に帰った時、数学が弱くなっている場合があるらしいので、息子には数学と英語の家庭教師を付けてます。

Y:インターって、ある程度の学年になると、数学の授業で分野によっては電卓を使いますしね。

M:あと、バンコク生活で親子そろって欠かせない習い事は、運動不足解消のスポーツね。子どもにとっては遊び場が少ないし、親にとっては歩かないから。子どもには水泳やサッカー、大人はジム。これ、けっこう定番。

Y:遊び場が漫画喫茶になっている子もいるって聞く。

J:それはちょっとイヤだな。

タイ語は必要?

(ここでMさん、タイ人のメイドさんと携帯電話で通話)

T:あらMさん。タイ語、うまいわね。私はいっさい喋らないのよ。なんかタイ語の声調が苦手で……。外ではもっぱら英語ね。

S:タイ語話さなくても生活できるんですよね。困らないの。エンポリアム(高級百貨店)にも日本人のスタッフがいるし。

J:最初はバンコクの道端で子どもと路頭に迷わないようにと、タイ語のレッスンを始めたんだけど、やってよかったと思う。生活の幅が広がるしね。

M:そうそう! 赴任が決まった時「タイ語が覚えられる!」って、喜んだわ。市場では英語よりやっぱりタイ語で交渉したほうが、負けてくれる気がする(笑)。

J:アヤさん(メイドのこと。日本人特有の表現)とも「この蘭、育たないねぇ~。肥料を変えてみる?」とベランダで座り込んで話したりね。ローカルな場所に家族で旅行して、地元の人とのコミュニケーションを楽しむこともできるから、やっぱりやってよかった。

T:そっか。言葉を覚えることは異文化理解の基本だ、って言うしね。うーん、ちょっとはやるか。

タイ語、タイ料理、各種スポーツは定番の習い事。日本語での学習塾も少なくない【撮影/『DACO』 編集部】

―バンコク駐在ならではの、メイドさん環境は?―

理想は出すぎない人!?

J:そう、さっきタイ語の話が出たけど、アヤさん(メイドさんのこと。編集部註)とうまくやるためにも、タイ語は役に立っていると思う。

K:そう言えば、アヤさんから「赤ちゃんを抱っこするあの袋は何だ!? 日本人の奥さんが好きなおんぶ紐は、赤ちゃんがガニ股になるから、かわいそう!」って言われたんだけど。

Y:聞いたことある! ガニ股って、タイではダメらしい。

M:いろんなアヤさんがいるけど、どうやって探した?

S:友人の紹介だったわ。今、友人4人でシェアしているの。

K:アヤさん界では、掛け持ちが人気よね。

T:私は20人以上面接して採用を決めたけど、英語がペラペラで助かっているわ。料理、掃除、洗濯、子どもの世話までお願いできる優秀な人なんですよ。

K:採用の決め手は?

T:自己主張が強すぎない人。経験がありすぎない人。知恵がつきすぎていない人。

S:すぎない人かぁ~、なるほどね。私は自分のことを全部話してくれる人が信用できる気がする。紹介してもらった人が必ずしも自分に合うかどうかはわからないよね~。