インターネットを舞台に、あらゆる情報が瞬時に世界中に広がる時代。
ブログやツイッター、2ちゃんねるなどの匿名掲示板の影響力は、
ますます強まっている。時には、誹謗中傷のようなネガティブ情報が拡散し、
企業に不利益をもたらすこともある。
こうした事態を放置すれば、損失は増えるばかりだろう。
そんなときのための対策を、アドリンクはサービスとして提供している。

株式会社アドリンク
代表取締役
大和田 渉

 いまや、あらゆる情報が瞬時に世界中を駆け巡る時代である。この情報環境を追い風とするか、それとも逆風とするかは、企業にとって極めて重要なテーマである。

 とりわけ、風評や誹謗中傷などについては、その対処を誤れば大きな損失を招くことがある。インターネット上のデジタル情報は簡単に複製される。ネガティブな情報は面白おかしく取り上げられて増殖することも多いだけに、早期の対策が求められる。この分野で、ネット中傷削除などのサービスを提供しているのが、アドリンクである。

 同社がこのサービスを始めたのは2009年ごろのこと。その経緯について、同社代表取締役の大和田渉氏はこう説明する。

 「当社はインターネット上のマーケティングに関する事業を行っています。インターネット広告やSEOなどのサービスを展開していますが、あるとき、『ネット上の中傷をなんとかしてほしい』という要望を受けました。それをきっかけに、このサービスを当社のメニューに加えたのです。実際に始めてみると、思いのほか多くのお客様から相談を受けるようになりました」

 インターネット上のネガティブ情報に困っている企業、または個人は少なくない。当事者にとっては切実な問題であり、大きなダメージを被ることもある。