埼玉県を中心に、13ヵ所の直営ホールをはじめ、県下に90ヵ所以上の斎場・寺院とのネットワークを持つセレモニー。直営式場は、いずれも駅から徒歩圏内というアクセスのよさを誇る。葬儀を通じた人と人の結び付きを大切に考える同社は、少人数の葬儀から多数会葬の社葬まで、要望に応じて柔軟に対応する上質な式場設備とサービスに定評がある。

セレモニー
志賀 司 代表取締役社長

 現在セレモニーの直営ホール(葬祭式場)は埼玉県下に13を数えるが、11施設が駅から歩いて数分の距離、残りの2施設もバス停のすぐそばで、最寄りの駅から無料送迎バスを運行している。アクセスがよいのは、会葬者の足の便を考えてのことだ。

「お通夜などの場合、都心から仕事帰りに駆けつける方も多く、交通の便がよければご高齢の方がたも足を運びやすくなります。式場が遠い場所にあると、会葬者はそそくさと帰宅する傾向にあります」と、志賀司社長は説明する。葬儀とは人生最後のお別れをする厳粛な儀式であり、親しい人びとは「最後のお別れをしたい」という気持ちで訪れる。遺族にとっては故人の人柄や生き方をあらためて知ることができる機会でもある。葬儀を通じた人と人との結び付きを大切に考える同社だからこそ、アクセスのよさにこだわりを持ち続けるのだ。

気品ある直営ホール

JR与野駅西口徒歩1分にあるセレモニー与野ホール。約100人、約200人対応の二つの式場がある。

  もう一つの特徴は、いずれの直営ホールも気品があること。

   一般に簡素なたたずまいの葬祭式場が多いなか、同社では建物のデザインや間取りを工夫し、内装や設備に繊細なまでに気を配る。たとえば、JR武蔵浦和駅から徒歩5分に位置する「セレモニー武蔵浦和ホール」。1階はスワロフスキーの華麗なシャンデリアが印象的な広いエントランスホール。2階は重厚な、上質のインテリアをしつらえたロビーとお清め室。窓外には、セレモニーの特徴でもある“空中庭園”の鮮やかな緑。遺族控え室は、浴室や床暖房が装備され、来賓をもてなす特別控え室も用意されている。