企業は常にコスト削減やリスク管理の方法を模索している。経営陣は「見える化」を実現するために社内の連携を高め、経営判断に必要な分析能力を向上させる施策を強化している。その中で、直接的な「コスト削減」への取り組みとして、特に調達業務に注目して、購買コスト削減や取引先とのリスク低減を図るようになっている。

 しかし61%の企業の CPO(最高調達責任者)は、ステークスホルダーに対する調達部門の影響度が「まだまだ低い」と考えている。企業が十分なサプライヤーマネジメント能力を持つことの重要性も高まってきているのだが、的確な手を打つことができない。なぜか。

 それは、調達部門に無駄な作業が多すぎるからだ。調達部門は事務的な作業や手作業でのデータ入力、ベンダーとの交渉や契約時の不規則な対応などを強いられ、タスク中心の業務にならざるを得ない。そのため価値をもたらす役割を担うことができない。調達部門の業務を簡素化、標準化して、ITテクノロジーへの適切な投資によって業務を自動化すれば、調達部門はより価値のある活動にリソースを投じられるようになるのだ。

 調達業務改革の第一歩となるのは、調達部門の裁量で扱える予算を増やし、社内での影響力を拡大させることだ。これにより部門の裁量で支出が決められ、条件に見合った金額でベンダーとの契約が行えるようになる。

 下記からダウンロードできる資料は、取引業務の円滑化、自動化のための最先端の統合クラウド技術を提供するオラクルが、その豊富な知見から、調達部門の重要性を説いたものだ。最新テクノロジーによって、調達部門の改善を図りたい経営陣にはぜひ今後の業務改善に役立ててほしい。

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