「スマホは持っているけど、イマイチ使いこなせていない」「撮った写真や動画を活用したいけど、整理や共有の方法がわからない」という人は多い。そんな人に役立つサービスが「マイポケット プラス」だ。写真などのファイルを保存・自動分類できるパーソナルクラウドに、困ったことを質問できる電話サポートが一体化した。プライベートだけでなくビジネスシーンでも、スマホの活用度が上がるはずだ。

 スマホの利用者が急増し、このままのペースでいけば2013年中に国内普及率が50%を超えると予想する識者もいるなど、多くの人がケータイよりスマホを選択する時代になった。小型のパソコンともいえる高性能が売りのスマホだが、初心者や中高年層を中心に「スマホは難しい」「通話とメール、カメラ程度しか使っていない」という声も聞かれる。あまりに多機能なゆえに、自分で使えない(使わない)機能の多さになんとなく難しさを感じることもあるだろう。また、よく使う機能でありながら、使いこなせていない感覚を持っている人も少なくはない。特に、カメラアプリで撮った写真の活用方法には悩む人も多いのではないだろうか。

写真をパーソナルクラウドで
簡単に整理・共有

 単にカメラで撮影したデータを保存しておくだけでは、スマホ本来の性能からすればあまりにもったいない。まずは撮影した写真・動画を後から見やすいように、また楽しむために、きちんと整理が必要だ。また、家族や友人と写真を共有すれば、楽しみはより広がる。もちろん、万が一に備えてバックアップを取っておくことは欠かせない……。こうした活用の仕方はスマホでは一般的だが、特定のアプリやサービスを使いこなせることが前提だ。だが、スマホ初心者にとっては、少し敷居が高いかもしれない。アプリやサービスは、何を選んだら、いやそもそもどんなものがあるのか――。

 そんな悩みに応えてくれるのが、NTTコミュニケーションズが運営する「マイポケット プラス」。インターネット上にファイルを保存したり、写真や書類を転送・共有したりできる個人向けクラウドサービスの「マイポケット」に、電話によるサポートがプラスされたものだ。

 まずマイポケットから説明していこう。クラウドサービスは、さまざまなデータを情報機器本体ではなく、インターネット上に保存するもので、昨今は導入している企業も増え、ビジネスユースではお馴染みとなっているはず。それをパーソナルユースとして展開するマイポケットでの写真データに関する大きな利点は、簡単な操作で、写真の撮影から活用までを完結できる点だ。まずスマホに専用アプリをインストールし、自動アップロードの設定をしておくだけ。するとスマホで撮った写真がカメラアプリで自動的にクラウド上に保存される。基本容量は32GBと大容量なのも頼もしい。

 写真データはアップロードされた瞬間に、撮影日や撮影場所などの情報が付加されて自動分類されるのだが、風景や料理、人などを自動で判別して分類する機能もあって面白い。もちろん自分でタグ(キーワード)をつけて分類することも可能。自分でデータ整理する手間と時間がかなり省けることは確かだ。

 さらにマイポケットに保存した写真は、マイポケットユーザー同士でなくても、簡単に共有できる。その際は、共有メンバーを限定することができる。「家族で撮った写真は家族だけで」「友人と撮った写真はみんなで」「実家に住む親に、孫の写真を転送して近況報告」といった使い方ができる。写真ファイルをそのまま送るわけではないので、共有メンバーの機器の機能に関係なく、枚数や容量を気にする必要もない。当然、SNS連携機能を使い、簡単操作でFacebook、Twitter、mixiなどに写真を公開することもできる。