「運用」と毎月定額の「受取り」を並行して実践する、新たなタイプのファンドが、りそな銀行から登場。資産運用を計画的に進める上で、活用度は高い。

りそな銀行
コンシューマービジネス部
熊倉雅仁グループリーダー

「使いながら運用する」――そんな新しいタイプの投資信託が登場し、注目を浴びている。りそな銀行が販売する「りそな毎月払出し・USハイ・イールド債券ファンド2(愛称 イーグル・インカム2)がそれ。設定・運用するのは世界有数の運用会社アムンディ・グループのアムンディ・ジャパンだ。

 最大の特徴は、「毎月払出し」という商品名が示すように、毎月、決まった額のキャッシュフローが期待できる点にある。

 これまでも、“定率”で毎月分配金を出す投信はあったが、同ファンドはズバリ“定額”を謳い、運用収益を含めた元本から払出金を出す仕組み。りそな銀行のコンシューマービジネス部グループリーダー、熊倉雅仁さんはこのようなファンドが生まれた背景を次のように語る。

「従来の毎月分配型ファンドは、近年の相場環境の悪化や過度な分配金を抑制する流れから、減額される傾向にあり、一定のキャッシュフローが期待できるファンドのニーズが高まっていました。そこで、運用の結果として分配金額を決めるのではなく、定額ありきという発想の転換から誕生したのがこのファンドなのです」。