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2016年11月10日 フィスコ

日経平均は大幅反発、仕切り直しのスタンスといった流れに

 日経平均は大幅に反発。927.33円高の17178.87円(出来高概算16億7000万株)で前場の取
引を終えた。大幅に反発して始まり、前日の下落分を吸収した。米国市場ではトランプ氏勝
利の大勢が判明した昨晩には、先物取引市場で一時NYダウが1000ドル近い下落となるなど、
不安感が広がる場面もあったが、朝方にはトランプ氏の経済政策へと投資家の関心も移り、
恩恵を受けるとみられる銘柄に買いが広がった。この切り返しをみせるなか、シカゴ先物は
大阪比965円高の17215円となり、これにサヤ寄せする格好からのギャップアップをみせてい
る。買い一巡後はこう着感が強まっているが、前場半ばには一時17265.90円まで上げ幅を広
げている。
 セクターでは33業種全てが上昇しており、保険、銀行、証券、鉄鋼、非鉄金属、機械、鉱
業、ガラス土石、その他金融、金属製品が上昇率上位。東証1部の騰落銘柄は、値上がり数
が1942と97%を占める全面高商状。売買代金上位では、三菱UFJ<%%%8306%%%>などメガバンク3
行や、トヨタ自<%%%7203%%%>、ソフトバンクG<%%%9984%%%>、任天堂<%%%7974%%%>、ファーストリテ<%%%9983%%%>など
主力大型株が上位を占めている。

 日経平均は前日の急落部分を吸収し、25日線を上回っての推移となっている。昨日は大統
領選の開票動向に翻弄されていたが、一気に切り返しをみせたことにより、需給懸念は後退
している。反対に決算発表が本格化するなか、個人や機関投資家等はこれまで積極的には手
掛けづらかったこともあり、仕切り直しのスタンスといった流れに向かっている。また、ト
ランプ政権に対しては現時点で先行きが見えないところはあるが、今後の政策等を見極めつ
つ落ち着きを取り戻してくることになりそうだ。雇用創造などの政策を打ち出していること
もあり、楽観視は出来ないものの、景気回復への期待感なども次第に高まる展開に期待した
物色が意識される。
(村瀬智一)