株式レポート
2017年1月27日 マネックス証券

米国市場は小幅に高安まちまち ダウ平均は連日で史上最高値を更新 日本市場は円安もあり続伸か - 市況概況

NYダウ: 20100.91  △32.40 (1/26)
NASDAQ: 5655.18  ▼1.16 (1/26)

【米国株式市場】
<ニューヨーク市場>

1.概況
米国市場は企業決算がまちまちとなるなか主要3指数も小幅に高安まちまちとなりました。上昇して始まったダウ平均はまもなくして57ドル高まで買われましたが、上値が伸び悩むとその後は小幅高での推移を続けました。結局ダウ平均は32ドル高の20,100ドルと3日続伸となり、前日に続いて史上最高値を更新して取引を終えています。一方でS&P500株価指数は1ポイント安の2,296ポイントとなったほか、ハイテク株比率が高いナスダック総合株価指数も1ポイント安の5,655ポイントと小幅に反落となっています。

2.経済指標等
2016年12月の米新築住宅販売件数は年率換算で前月比10.4%減の53万6000戸と4カ月ぶりに減少し市場予想も下回りました。

3.業種別動向
業種別S&P500株価指数は全11業種のうち金融、資本財・サービス、素材などの6業種が上げました。一方でヘルスケア、生活必需品、情報技術などの5業種が下げています。

4.個別銘柄動向
決算が市場予想を上回った化学のダウ・ケミカル(DOW)が買われました。統合を予定するデュポン(DD)も買われ、デュポンはダウ平均構成銘柄で上昇率トップとなりました。また、1株利益が市場予想を上回ったバイオ医薬品のバイオジェン(BIIB)や、決算が増収増益で増配を発表したコムキャスト(CMCSA)も上げています。イーベイ(EBAY)は決算を受けて目標株価の引き上げが相次いだことで大幅高となっています。一方、決算で赤字幅が拡大したキャタピラー(CAT)が1%近く下げたほか、決算と併せて業績の見通しを引き下げた医薬品のブリストル・マイヤーズスクイブ(BMY)が大幅安となっています。半導体大手のクアルコム(QCOM)も決算で売上高が市場予想を下回ったことで大きく下げています。なお、取引終了後に決算を発表したグーグルを傘下に持つアルファベット(GOOGL)は1株利益が市場予想に届かなかったことから時間外で一段安となっています。同じく取引終了後に決算を発表したマイクロソフト(MSFT)は1株利益が市場予想を上回ったことから時間外で買われています。

5.為替・金利等
長期金利は0.01%低い2.50%となりました。ドル円は円安に振れ114円台半ばで推移しています。

【VIEW POINT: 今日の視点】
ダウ平均が連日で史上最高値を更新したことや、ドル円が円安となっていることから本日の日本市場は上昇してのスタートが予想されます。こうしたなか日経平均が節目の19,500円を回復できるかがポイントとなりそうです。

(マネックス証券 シニア・マーケットアナリスト 金山 敏之)