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2018年1月11日 フィスコ

日経平均は続落、個人主体の資金は中小型株にシフトする格好

 日経平均は続落。80.89円安の23707.31円(出来高概算8億株)で前場の取引を終えた。10日の米国株安のほか、為替市場でドル円が1ドル111円台で推移する中、シカゴ先物清算値(23615円)にサヤ寄せする格好から利食い先行で始まった。ただし、昨夕の段階で金利上昇を警戒して225先物ナイト・セッションで売られていたこともあり、織り込み済みの流れから、前場半ばには23734.97円と下げ渋る展開になっている。
 セクターでは医薬品、金属製品、化学、食料品、水産農林、輸送用機器、ゴム製品が軟調。半面、鉱業、海運、証券、非鉄金属、銀行がしっかり。東証1部の値下がり数は1100を超えており、全体の過半数を占めている。指数インパクトの大きいところでは、京セラ<%%%6971%%%>、ソフトバンクG<%%%9984%%%>、日東電<%%%6988%%%>、ホンダ<%%%7267%%%>が冴えない。

 日経平均は売り先行で始まったが、5日線レベルで下げ渋る動きをみせている。ボリンジャーバンドでは+2σを下回っており、過熱感は和らいでいる。明日にオプションSQを控えていることもあり、積極的には手掛けづらいところであるが、TOPIXがマイナス圏で推移していることもあって、日銀のETF買い入れへの思惑等からも下げ渋る展開が意識されそうだ。

 また、日経平均はこう着ながらも、マザーズ指数は6連騰で1300ptを回復、JASDAQも6連騰で高値更新と強い動きをみせており、個人主体の資金は中小型株にシフトする格好であろう。また、原油相場の上昇から資源関連の一角が堅調なほか、長期金利上昇を背景に金融セクターの一角が買われるなど、需給状況は良好である。
(村瀬智一)